マイクのメヒコ公演と ビバ メヒコ        2010.10.23

 

私は 縁あって 今年(2010.8.22〜31)京都市とグアダラハラの姉妹都市批准30周年記念式典に参加し またその交流イベントの一環として メンバーであるダンス仲間たちと オペラハウスで公演をする機会を得ました

京都メキシコ文化協会がメキシコ訪問報告書を作成するということで そこに報告した短い投稿原文を先ず紹介します

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「暑い暑い京都から、快適な気候と陽気で親切な人たちのメキシコに行って、交流以外にも、色々の体験を楽しみ、また考えました。

姉妹都市グアダラハラには、カソリックの匂いのするスペインそのもの美しさと安らぎを感じましたし、マリアッチ世界大会を前にした街中の賑わいと、歓迎パーティーなどでラテンダンスの明るさから、幸せに生きる民族性を強く感じました。

また京都と同じ160万都市とは思えない程の文化レベルを、街の施設の多様性とその美しさからだけでなく、オペラハウスの公演の観客の熱意からも大いに感じました。

自転車が殆んどない車社会でありながら、パリのベリブ(レンタサイクルシステム)があったり、駐輪ラックがあったりするのを見て、駐輪撤去や有料化を当たり前にする京都の実情など、バイク人間の私には、色々考える機会にもなりました。

私はダンス公演に出演したオジサンダンサー、と言うより、69歳の爺さんダンサーですので、特に高地のシティーでの激しい動きには息切れましたこと以外、本当に楽しく快適で有意義な一週間でした。

ビバ メヒコ!!! グラシャス!!!」

 

もう少し詳しくお話しします

 

16歳から30分の講習で免許が取れて 車検が要らないので メキシコはどこにも負けない車社会で シンプルな信号機にしっかりしたがい ぎっしりしかもスピード速く なのに警笛音が少なく 怖そうに渡る京都人がなんだか田舎者に見える位です

自己責任というモラルの大らかな社会なのです

だからボロもありましたが 普通にきれいな車ばかりですし 何よりビックリしたのは 年に二回の排気ガス検査を受ける義務があると言うことです

今年のCOP16の国らしく やるべきことはしっかりやっているように思います

 

バイク(自転車)は全く見られません(モーターバイクも) なのにベリブがあるのです

駐輪ラックもあるのです

私は エコにも関心がありますが 現代アートにもそこそこの思いと 関わりを持っています

そのようなことで もっと京都に楽しく意味あるアートが一杯受け入れられることを願っているものですが メキシコシティーや古典的な街グアダラハラでも 京都が恥ずかしくなるくらい現代アートがあちこちに見られました

街並みに幾つもの立体作品が座り 会社のロビーには大きな作品が鎮座しているのです

欧州文明をしっかり受け継いでいる文化度を 街並みの美しさやオペラハウスを持ち その観客の観賞態度からも いっぱい感じました

電線と看板で飾られたバラバラの建物は アジア的美そのものでしかなく 姉妹都市の中でも本当に誇れるような 文化国日本の京都なのでしょうか

 

GDPは世界14位なのに 経済的には米国に頼り過ぎ そのため中国ロシアとの親密度が高く 公演で訪れた日本人学校では 中学で 国際共産主義の授業をしていた

したたかさもあるのでしょう

何でもアシタマニアーナ(明日にしとこう)と言う彼等をいい加減と見るのではなく 大らかで明るく親切と見るべきで 敬虔なカソリックで そのモラルは高いのです

確かに貧富の差はあるのですが その所為での文化の高さが存在し また貧しい人も大らかさもあって 陽気に暮らせて生活しやすいのです

 

最近のニュースでは 危険なメキシコのイメージばかりがします

それは麻薬シンジゲート周辺のことです

北部の都市で やばい警察署長になり手が無く 公募した20歳の女子大生しかなく 彼女に決めたとのニュース(2010.10.21)があった

大麻などは大らかで 仕事に疲れた友達に用意して薦めるのが友情の証らしい

アシタマニアーナが 何でも何時かは解決してくれるようだ

 

そして何より天候がいい

北緯20℃でも高地のため 最高温度冬21〜夏25°と快適

40度のテキーラが まろやかで ストレートで飲み易い

何でもライムがいっぱい

タコスやビールにまで

昼はビールとタコスで済ましたい日本人オッサンだが メキシコ人はコーラしか飲まない

コーラの消費量と肥満が世界一なのは 米国の経済戦略の結果だとか

一度は試そうとしたが 流石にコーラでタコスはやらなかった

 

そんなこんなでしたが 最後に私達のオペラハウスでの公演の写真を

リハーサルの写真です

演題「サムライたちのメキシコ

120年前の移民の苦労小説を 漫画化したものをベースに ピアニストが作曲

オッサン2人 ヤングギャル(プロダンサー)5人 ピアニスト 振付 照明 計10人

コンテンポラリーダンス(型にはまらない自由で創作的な身体表現)

 

門川市長・グアダラハラ市長の交流式典の後 我々のダンスと 女性の古典舞楽公演 そして「京小町踊り子隊」なる元気な現代的日本舞踊集団の公演のセットで 日本人会の方々を含む市民で1500人満席でした

 

本格的オペラハウスで 如何に本物のダンスを演じるか

観客の目は肥えている

京都・日本の文化を紹介できたか

堂々と・・・・果たして交流の役割を果たせたのか

 

それは兎も角 毎晩 交流パーティでの テキーラが美味しかった

 

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