私の未練道 未練たっぷり それが生きる力 長生きの素

   2011.4.26   古人のパワーに戻る トップページに戻る

 

このように考えるようになったのは ‘08の春 死にたいくらい痛かったヘルニヤだったのに死ねなかったのは やり残したこと つまりロフトに隠してある家族に秘密の物などを整理しないで死ぬわけにはいかないと 我慢したからなのです

未練がなんであれ それが生きる力 長生きの素 本当にそう思ったのです

 

未練を断ち切れれば直ぐにでも死ねるということを簡単に信ずることはできないのですが そのようなことを哲学し 且つそれを実行して見せた哲学者の本を読んだことが このページの発端でもあります

丁度そのヘルニヤの時に読んで その本の読後感をブログにしています

自死という生き方」須原一秀

 

この哲学者は 未練を断ち切ることを勧めているのですが マイクは未練を捨てきれないタイプの 未練がましい男なのです

彼とは逆に未練こそ人生との思いが益々募りました

また残り少なくなった人生を考えると 昔のことを考え直すこともあって そのような時に成功話や楽しかったことよりも 失敗話の方が誇らしくも思えるようになってきました

更に今まで人に言えなかった恥ずかしいことや秘密までに 何か人生の豊かさを見つけたように思われてきました

 

それらを考え直すと それこそ老人の弁えるべきことではないか いや老人だけではなくもっと若い時からそのような自覚があればよかったのではないかとも思いました

そして老人として そのような考え方をはっきりさせるのが老人の務めではないかと思い 「老人道シリーズ」として纏め始めました

失敗道」 「秘密道」 「リスク道」 「諦観道」 「闘争道」 「バランス道」と 考えが廻りました

この「未練道」は 老人道シリーズとは別に マイク自身の秘密 未練をグラスノスチしてみることで これまでの考え方を検証してみる機会を作ろうとするものです

 

 

どんな未練がマイクにあるか それをグラスノスチしてみます

それは長生きの為だけでなく 色々のメリットがあると思いますが 告白するうちに気が付くことでしょうから 出来るだけ正直に また期待を込めて思い起こしてみます

 

さて 少し思い浮かべただけで予感されてきましたが グラスノスチするのはやばいことが多いようです

私の秘密道」に羅列した秘密の中身とは相当レベルが違うのはどうしてなのでしょう

秘密と未練に相当の違いがあるのは・・・・・

 

 

でもとにかく余り気にならない物 誰でもある一般的なことから書き始めてみます

 

読みかけの本で 死ぬまでに いつかは読み上げたい本

ムジール 「特性のない男」 何十年も前の若い時に 私のことかと思って購入したが 着いて行けず読めていない 村上春樹どころではない

ドストエフスキー 「カラマーゾフの兄弟」 これは 今はなくなってしまった新宿西口ションベン横丁のロシアンバー「コーシカ」で 訳者箕浦さんからウオッカを奢って頂いたことで買い入れた本

 

処分しておかなければならない物

ラブレター エロ本

モルヒネアンプ1本

その他ガラクタ一杯(本 雑誌 図録 講演会カタログ ギャラリからのフライヤー・・・・等色々雑多多数)

 

モノは一杯あるのですが 書き出すと意外とどうでもいいものなのかと思ってしまう

しかし今は大事大切で捨てきれないで溜まるばかり

ロフトと寝床の周りに一杯ある

 

気になること

息子や娘の将来

孫や親戚一同の健全

妻のことは余り・・・

 

パソコンデータ(このサイトをどうするか 消えてしまうのは勿体ないが・・・)

 

 

ここいら辺までは話し易いのですが これからは一寸憚る

会いたい女

3人に絞ってみました

朝・・・ 井・・・ そしてもう一人 宮・・・はすでに故人

否まだまだ一杯いて 塩・・・ 遠・・・

 

謝りたい女性(謝らなければ確実に地獄に行くことになる)

増・・・ 中・・・ 正・・・ 村・・・ 広・・・

少なめに見て・・・

 

謝って欲しい女

丸・・ 神・・・(一緒に死んでもいいくらい 許す 許さないではなく とても辛かったのです)

こちらはそんなに多くはありません

 

行きたいところ

上に挙げた女性達の所へ 死ぬまでに謝ったり恨み事を言ってみたり・・・

 

何所も同じようで 旅にはあまり関心が無い

しかし昔の仕事で優しく付き合ってくれた人たちの住む町へ 一人でそっと行きたい いい人たちばかりだった地方に

特に山形や新潟はいい人ばかりだった

 

食べたいもの

食べ物に未練はないが 美味しい女は・・・

 

まだまだ鍛えないといけない 頑張りが足らないこと

不用症候群とは 使わないと衰えること

あそこもここも ポールスタンディングのためにもっと使わなければ

まだまだ使えるのに このまま不用では衰える

 

このような話はグラスノスチするには楽しいが 個人名があったりで 控えておくべき事とは思わないにしても先ずはここまでで充分でしょう

それにしても初めに思ったより意外と未練は少ない

こんなに少ない未練に何故拘るのでしょうか

それは 未練はしっかり身に染みて離れないから

断ち切ることは至難なのです

これを人生の性と言う程のことかどうか・・・・

 

初めに何となく思った 秘密と未練の違いが何所にあるのか 何故かについてははっきりしませんが 余り拘ることもないでしょうから この辺で終わりにします

 

 

そもそも誰も 須原哲学者のように 簡単には未練を断ち切ることは出来ないでしょう

しかし考え考えた末 未練を断ち切る方法を マイクは今のところこれだと決めています

反省・告白・懺悔 なんでもいいが グラスノスチすれば 未練が薄まる

そう信じてこのHPのあちこちにグラスノスチをし 自死の準備をしています

スッキリと未練消すには酒飲んで 般若になれれば 諦観達観なんでもござれ

未練消えれば精気なくなり 何時でもお迎えOK?に

私の自死道」は そのお勧めです

 

演歌 未練道(みれんみち)作詞作曲 マイク

長く生きればいいとは言えぬ

辛く生きても死にたくないと

何が何でも何だかも 分からぬうちの夢ばかり

良い夢 悪夢を選べぬ夢に 縋る思いに虚しさ知って

今日の今こそ未練道 未練こそが命では

 

偶にはこの歌を歌いながら 未練を書き出し整理してみるのも 長生きのためと 何時かのその時の御迎えを受け易くするためには いいのではないでしょうか

 

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追記 2011.5.9

最近のはやり言葉に 「断捨離」と言うのがある

やましたひでこの提唱する要らない物を捨てる生活術

 

老前整理」坂岡洋子は 生前整理と絡めて 判断力あるうちの仕分けをゴミ屋敷になり易い老人に勧めている

 

マイクは 物に対する生活術ではなく 精神的断捨離として 判断力あるうちの未練の整理を勧めるものです

時代は何れ確実に 自死前整理の必要に及び 物だけでない精神の整理が急がれるでしょう

物のように捨てなくても 思い出を書きなぐっておくだけで 或いは恥を忍んでも誰かに語った方が どんな未練もサッパリ忘れることが出来そうです

 

それをマイクは生前に 自死前に心掛けてみようとこのページで試しているのです

 

追記 2011.7.16

最近 「しつこさの精神病理」春日武彦 角川oneテーマ21 を読んでショックを受けた

ただの未練でなく 執着心 パラノイア(偏執症) 恨み 復讐 被害者意識 正義感 供養 脅迫 憎悪 強迫 不条理 頑なな・・等 広く深い暗陰な世界を 実際の事件や小説を元にシツコクしつこく解説している

しつこいくらいの著者の精神科医としての事例研究を見て なんだか著者そのものが病的で怖いものを感じた位でした

 

この様なしつこさは マイクの言う未練道と同じようなものとは思いたくないが 未練にも全く病的なものがない訳ではないと思ってしまった

この点を考え直してみる必要がないではないと取り敢えず素直に思う事にしておきます

 

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