自己中を裁く(マインドイノベーションのイメージ7)

  2010.8.13  マインドイノベーションのページに戻る トップページに戻る

 

 

マイクは マイクの直感するユートピアを求め その実現に必要なペレストロイカの道を探してきました

 

その思いを マインドイノベーションのメインページに載せてあります

そしてその思考の展開を マインドイノベーションのイメージシリーズとして

マインド1では ペレトロイカの条件を考え マインドイノベーションの難しさがあり グラスノスチが必須であると確信しました

マインド2では しかしながら儘ならない現実を一杯嘆く

マインド3では それが和解納得説得の難しさにあると知る その原因は誰もが固執する自我・自己中

マインド4では 実際に 自己中な老人エゴ道を考察し 自らも反省

マインド5では グラスノスチの為の内部告発にも限界があり 反旗を上げる度胸の大事さを考える

マインド6では ユートピアとしての民主主義にも限界がある現実を眺める そこにも自己中が

このマインド7では これから自己中を裁く 個人主義 自由主義 功利主義についても考えるべきかも

多分これから後

マインド8では 裁きの必要性 裁きや復讐は誰がするべきかを考える(古人のページの閻魔の時代でも触りを語っている)

マインド9では 善悪は共存できるか 棲み分けしかないのか 集団主義 個人主義 隠遁・孤独・・など考える

マインド10は いよいよ 果たしてユートピアが見えるか ユートピアはあり得るか

これが結論になるとは予測も付きませんが この線で思考を展開して行こうと思います

 

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これまでのユートピアを求める思考過程で 希望が見えてもそれを打ち壊すのは全て利己主義な人間のなせる業であると分かった

自己中とは何か 自己中が世の中に蔓延るのは何故か 自己中が社会をリードし続けるでしょうか

自己中のいいところ悪いところを考えてみましょう

何故か 自己中は何時も有利で得をする 利他主義は損をする 利己主義が世界を闊歩する

自己中が何時も本当に得をするのか そんなことはないとは直感で感ずるが 現実に見えるところでは自己中が勝っている

そんなことがあるかと反発して見ても 現実は馬鹿が 正直者が損をする 大勢がそう実感し常識化してしまった

世の中既に自己中優位原理が浸透し それを変えることは難しい

 

本当である筈がない いつかは必ず間違いであることに気づく筈です

利己主義は必ず潰れる 自己中は必ず負ける それを理解し合わなければ自己中は何時までも蔓延る そして社会が潰れる

こんな明白な 過っては常識であったことを今は誰もが無視している

 

兎に角 こんな常識的事柄が無視され 利己主義者なんぞが世に蔓延るとは情けない話です

ゲームの理論と言うシミュレーションサイエンスが簡単にその間違いを示しています

利己主義者と利他主義者の生き方の条件を 夫々の主義者が徹底する社会を想定して計算機上で模擬実験します

その内容・結果・結論は 広く知られていてここに語るほどではありません

利己主義者は必ず制裁を受け 自己中蔓延る社会は潰れることを証明されます

利己主義は利己主義者からも 利他主義者からも 初めは騙せても見破られます

 

利己主義者は早かれ遅かれ可成らず見破られるのですが 現実は利己主義者が関係なく自己中を楽しんでいる

利他主義者までもがこれを放っておく

なぜそうなるのか それは利他主義者までもが面倒を無視して自己中になっている現実

 

このシミュレーションの様に お互いに干渉し合う方が得だと分かるには お互いに制裁し合うまでの時間が掛かる

しかもお互いに無関心な世界では 世の中が滅びようとかまわない制裁の無い自己中者が大抵得をしてしまう

喩え利己主義だけででも 互いに生き永らえるためには また利他主義が存続するには制裁が必須の義務・責任です

 

自己中は 日本人特有の資質となってしまった

個人主義と利己主義を同一視し 個人主義を美化し 自己中までも理想とするようになった

敗戦後 都合良いところだけを身につけてしまったのが 米国の功利主義 個人主義 自由主義

 

制裁をしない 干渉しないと言う自由主義が日本式として定着する

全体主義が敗戦で個人主義美化に変わってしまい しかも放任的自由主義と同一視したことにある

つまり無責任自由主義が日本スタンダードになる

 

自由主義には自己責任が付いて回る米国の自由主義なのに 戦争責任回避が戦後感覚の日本に合わせ 自己責任を無視

個人主義はかくて自己中自由主義として蔓延る

日本特有の自己中とは 従って無責任個人主義・自由主義・利己主義を言う

 

このような自己中を1980年 ツービートが 「赤信号みんなで渡れば怖くない」とフレーズし 国民感覚を助長した

三波春夫は「お客様は神様です」と言い お客を利用して儲けよと企業までも自己中を容認にした

植木等(クレイジーキャッツ)の「サラリーマンどんと節 気楽な稼業と来たもんだ」と無責任を煽った

 

英国のベンサムやミルによって唱えられた功利主義は 「最大多数の最大幸福」に求める倫理・法・政治上の立場です

しかし今の自己中日本人感覚では 誤解を与えるので「公益主義」という呼び方に変えないといけないくらいです

それ位に 汚れてしまったのです

 

自己責任と自己満足との関係を自己中ともに考えるのも 何か教えてくれそうです

自己中と自己愛は違うと言うことも同じように考えてみたくなります

 

さてこのページで 自己中を批判するまでもなく常識的に間違いであると言うだけでは 何も進まない

自己中を日本から追い出す方法を考え出さなければなりません

それがマインドイノベーションの最終目的の様ですが 現実難しい

 

しかしはっきりしていることは自己中を批判し裁くことです

裁きのし方が難しいのです

誰も自己中的にそれを避けています

地獄があって閻魔さまが裁いてくれるという希望をマイクは捨てきれません

その思いを 「古人のパワー」のテーマとして「閻魔の時代」ページに示しました

 

次は それをもう少し発展させられないか チャレンジしてみます

 

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