エコロジー追加考察       新エネルギー・自然・持続可能・・ 2006.6.25

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エコの最初のページで 分からぬなりにマイクの独断エコ論を語り 次のページでは他人の独断を叱ってみながら実は自分も分からなくなったり その次のページはもう一度リサイクル論だけを見直してみたりで苦労をした

今度は 巷に流行るリサイクルや雨水遊びどころか 何から何まで可笑しいのではないかと思ってしまったので ここにてクールになって考え直してみようとします

 

始めに 今流行りの自然エネルギー

自然エネルギーとは 持続可能な地球への供給エネルギー その殆どが太陽エネルギーの利用ですが  または地球自身の発するエネルギーを利用することもあります

アイスランドのように地熱発電でその国の殆どを賄えると言う国もあるようです

新ネルギーがすべて希望的であるか 少し見直してみましょう

 

先ずは中でも自然エネルギーの大本の太陽を見直してみよう

太陽エネルギーは時間当たり10京キロカロリーが地表にとかなんとかあるが 実感できない

年間エネルギーとしてE(エータ=10の18乗)J(ジュール)で見ると 太陽の放射エネルギーは 290万 内光合成されるのは1260 水力利用は90 風力は630 がマックスとか

世界の消費エネルギーは400 石油埋蔵は8700 天然ガス埋蔵は17000 ウラン11万 石炭19万 というのは何となく分かる

GDPの2%をエネルギーコストに

陸地のバイオマスの3.9%を人が利用(地球全体では3.2%)

純バイオマス成長の38.9%を人が消費するか阻害するとかしているとも

全植物が枯れ果てても酸素濃度は1%下がるだけとも

(環境危機をあおってはいけない ビヨルン・ロンボルグ 文芸春秋)

 

このように急がれるべき筈の自然ネルギーの国策目標は1%

しかも中味は黒液・廃材エネルギーが殆ど

英は10% EUは‘20に22%すると言う

本気でやろうとしているのか 一寸突付いてみて それが見えるようにしよう

やってみましょう やっとな・・・・先ずは・・・・

 

一番馴染みのソーラー発電を考える

2500万戸の全住宅に家庭用標準3KWソーラーをつけると 2500x3x0.1x24x365

つまり年間657億KW時の発電し 変動を電力会社に頼るにして ほぼ家庭電力をカバーするでしょう

これは日本総発電9400億KW時の7%にしかならないが ある一面で見ると充分 ワンダフル

別の計算では

日本の宅地面積 約15000平方キロメートル オフィス等も含む)
平均の日射量 平米当たり3KW時
太陽電池の面積 宅地面積の1/4(建蔽率60%の家の 片屋根の限界)
発電効率 10%(蓄電も入れたシステムトータルの効率)
発電可能な電力量:約41万GW時(15000/4x3x0.1x365)

日本総発電量94万GW時の半分と言うのもあるので 確かにまた実にビューティフル

ここ10年で日本に一挙に20万軒 その10万キロは原発一基に相当すると言うから凄いと思う

原発は  基  億キロあるので %に達したのだと見方を換えると・・・

世界には1200MWの年産力があるが 日本が半分を生産 中々の決断力のある国だったのだと見直す・・・

 

家庭用3キロワットは 年間平均稼働効率10%とする

ソーラーパネル製造時に

1ワットのパワーのパネルにはシリコン10g

シリコン製造エネルギーはグラム当たり電力300ワット時要すと言う

ソーラー自体の発電ではシリコン10gに 3.4年かかる(300x10/0.1/365/24)

シリコンの他にも製造にエネルギー使うと考えると数年から10年はかかる

三洋電機の計算でも 3KWに製造エネルギーは77MW時かかり 回収年EPTは26年とある

 

家庭用3KWのソーラーには シリコン製造だけで 300x3=900KW時

電力使用で発生する二酸化炭素は900x0.36排出係数=324KG−CO2

製造時に他に発生する事からこの23

電力会社電力で ソーラー3KW(稼動0.1)と同じ発電する(0.3KWを年間稼動させる)と

二酸化炭素は0.3KWx24時x365日x0.36係数=年間946KG―CO2を発生

つまり約1年後から 二酸化炭素レスのクリーン発電に切り替わる事となる

これだけの二酸化炭素は年間石油05トンに相当し大きい価値と言えよう

石油を年間一人3トンと言われているので 家庭生活だけでは1トン 世帯では3トンと見て価値あり

 

設置コストは3KWで 192万円とすると 年間売電収入は単価26円x3000KW時で7.8万円

ソーラーパネルは24.6年で元が取れる

日本の家屋が17年で建て替えされているようでは意味がない

知る限り既設置者は売電できたと満足しているケースが殆ど 何よりも節電意識高揚に寄与しているとか

 

電力単価が国により

産業用料金           日本       15円               10                                                         

ソーラー発電売買単価       日本26円           独は 枠はあるが 6〜70円の国策固定単価で急増

発電会社の電力会社にする売電はキロワット時7〜8円だが 日本原子力発電(株)は11〜12円

原子力にはコンセンサスを得ておるが ソーラーにはまだまだの・・・

 

高純度シリコン

‘05 IT用2万トン:ソーラー用1万トンが  09 3:3 になり 原料危機と言う事も気になる此の頃です

 

欧米で盛んな 風力発電はどうか

日本全土に可能な設置能力は 7万基で3500万KWとか

国策補助もあって ‘90年代後半より民間20社 自治体49 91万キロ(‘05.3)に成長

買い取り単価は11円位で 2千KWに4億をかけても トントンであるという

1500KW以上には3分の1の国家補助があると言うから 設置申請が多い

だが電力会社には風力は厄介物 買い取り枠を設定し 申し込みはみ出しが170万キロ(‘03)

不安定な事と 日本の電力会社ごとの送電網では容量が少ないため(EUは環状ネットでキャパ大)だと

国策下手な日本がよく見える

 

風のエネルギーは風速の3乗であり 風車の理論効率として59%が熱とかに転換されるが 抵抗とかで45%がマックスでこれをパワー係数と言い これを機械的電気的に変換すると20%の実効率となる

抗力型風車は速度が上がらず効率が悪いので プロペラや翼を使う揚力型が殆どである

その揚力は風と羽根の相対速度の二乗で回転数が上がるが 出力は秒速4mから回りはじめ15mから落ちる

ロータ周速/風速(周速比)が低いとパワー係数は低く大型が有利だが 大き過ぎても下がり タイプにより最適設計する

3000KW以上では 設備20万円/KW コスト10円/KW時 だが 小さいと27 15 くらいと規模メリットが大きい

耐用年数は17年くらいとしている

立地などで風車稼働率45%以上 発電規格能力の17%以上の効率あることを 補助の基準としている

つまり風力利用率25%くらいらしく中々のものだ

 

小型風車とは ロータ直径16m以下 1KWから20KWのものを言う

発電コストは数倍以上となり 補助もなく バッテリとソーラーに組合せたハイブリットでとかにしてでも 特別の何か付加価値がなければ現実的ではない

 

一寸気になる送電ロスはどれくらいか

 

水力発電も見ておこう

世界では水力発電が総発電量の18%を賄っていて 可能推定量の30%を開発済みと言う

日本ではまだ86%が未開発だが 100KW以上の規模が可能な量はその6%しかない

北米や西欧では 60から70%開発済みで 南米やアフリカは10%とか

先進国では環境保全やコストの面で水力の魅力は少ないようだ

日本のKW時コストは火力が3〜8円なのに 水力は10〜15円であり 小水力ではその数倍と言われている

 

 

燃料電池 水素・・・とかは新エネルギーかもしれないが

燃料電池に昨年600万の補助       今年700件に450万

まだまだ化石燃料を原料とし 核融合とどちらが先かわからないくらいのものに 日本人だからこそか

設備コストはKW一千万円する

まあよく見ときましょう

 

 

 

 

光合成95%効率

0.02%

 

バイオマスは古くからの

世界で年間石油換算100億トンの一次エネルギーを使っている

地上でバイオマスとなるのは 太陽エネルギーの0.1%でしかないが 石油換算700億トンの生産をしているが 利用している量はその7分の1の10% つまり10億トンでしかない

バイオマスは100年前までの主力エネルギーであり 今も変わらない大切なエネネルギーであるが 石油に変わられたお陰で 地球環境が100年前と変わらずに済んでいるのかもしれない

地球環境を留めて置くからには 利用量を変えずに効率を倍にするか 或いは無駄にしていたものを利用することで 20%にする事は可能なように思われる

何れも二酸化炭素排出は少なく かつ有利なコストの可能性の高い大型事業が既に様々に進行している

 

家庭や事業からの回収てんぷら油のジーゼル油化事業や 事業規模の生ゴミコンポスト化が進んでいる

一方で家庭での生ゴミ堆肥化が補助金制度で進んでいる

煙突の要らないペレット燃料が 自然エネルギーの バイオ実用化実績の殆どらしい

バイオエタノールも(スエーデンのバスの3分の1)(ブラジルも)進んでいるが 増え過ぎてもまた 森林環境破壊等の管理が重要になる

 

生ゴミは家庭から一日Kg出る

これを償却するには 月円かかる

コンポストにするにはタンク式で円

電気式では円

京都市は半額補助振興を始める

その効果は

 

屋上緑化も何となく分からない

バイオマスエネルギー吸収効率が0.1%と低いのだから ソーラーの方がコストは高いかもしれないがエネルギーカット力がある筈で ソーラーはそれを発電に転化もする

多分屋上緑化の効果は 土壌の断熱効果と水分の蒸散熱効果でしかないと思う

ソーラーと雨水散布する断熱材の併用で かなりの効率が期待されるのでは

ソーラーが高くつくなら トタン屋根にして その下に雨水散布すればいいのではと

 

ウッドマイレージ

日本の木材自給率20%

つまり輸入材80%にもなる国内消費木材の二酸化炭素排出量は平均立米当たり152Kg―CO2

地域材を使えば10だと言う

差分が削減量としてマイレージ登録できる量である

日本ではUSAの4倍溜まるらしい

木材は 鉄やアルミに較べて環境負荷がどれだけ少ないか

  ・・・・・

なるほど温暖化対策で立米1万円の補助をする全国初と言う京都府産木材認証制度

滋賀や兵庫に遅れをとっていたが    土木課から林務課管理になって実現したと教えてくれた人もいる

それは京都木材が元々高すぎるからこれくらい補助しないととも言う

木造住宅一軒100平米では 2738Kg-CO2削減と府のパンフにある

つまり2738/(152−10)=19.3立米の一軒家を想定している

世帯当たりの年間削減目標推定値の17倍とも言っているので 目標は161Kgなのだとも分かった

ガソリン1150リットル削減ともあるが 換算係数を通常の0.64ではなく 2.38としている

また20立米使う実施例では 全国平均3055.2が834.3にしかなっていない また削減量はガソリン933リットルとしているが ここでも換算係数は 2.38(0.42の逆数) どうして?

それより 木材は立米幾らくらいで 総額どれくらいの補助になるのかは分からない

HPを見るとH17に 46件 247立米 二酸化炭素削減25706Kg とあった

補助金は分かりませんが 立米万円としても 247万円 削減量から見ても10軒一寸分くらい

余り人気がないのは 一軒20万円くらいでは申請の手間代にもならないからでしょうか

20立米は 丸棒と合板だけだとか 色々条件があるのかもしれないが どれくらいの中の20万円なのでしょう 私にはパンフやHPからは分からないようになっている

本当に何を考えているのか分かれば良いのですが

 

議定書削減目標達成の重要項目として 排出権取引で1.8% 森林吸収で3.7%が安易に予定されているらしいが これも突っ込んで知りたいところですが どうしたらいいのでしょう

 

フッドマイレージ

自給率40%の食料についても USAの8倍溜まると言われているくらい エネルギー消費している

しかし石油消費だけでなく 水も間接移入してその地に水危機をもたらしているとも

その数字もなるほどだが だから何なのだと 誰でもに分かるようにせねばなるまい

そして温暖化よりもっと切実に 水どころではない政治依存の不安定さを忘れさせてはいまいか

だから輸入に目をつむるのか それではいけないのか もっともっとのディベートで 結論を急ぐべし

 

産廃がビッグアジェンダ

その昔の京都洛中では 建物を作り変えるたび 今で言う産廃をその地に留めその上に建てた

そのため 平安京から

 

 

その土地の建て方

左官屋はその地の土地で リサイクルもできる

 

その地にあったエコを

シンプルな昔のエコを

 

 

エコビジネスは 自動車の40兆円並になっており 建設の54兆円も確実に近い

それより何よりも 2.4兆円の国家予算にたかる構造で補償されている

輻輳し隙間だらけの法律と助成金がアンダーワールドを豊かにする

 

 

ソクラテスの嘆き 妻を諭されない

エコロジーを他人に説くには

 

さて私はエコセンのエコ学習では 3階トマトのコーナーが好きで そこでは 100gのトマトに 夏は10gの石油を 冬は100gの灯油を使っていると教えます

冬はトマトと言うより灯油を 夏は太陽のエネルギーを一緒に食べているのだと言う事も ジェスチュア−加えて分かってもらいます

味は同じだが 美味しさは違う事分かりますか このことを帰ったらお母さんにも是非教えてあげて頂戴と

また実は 冬のトマトは 灯油代5円だが 虫が付かず出来も安定していて却って儲かるらしいとも

 

この度 ほうれん草のケースであるにしても ビタミンCが27倍違うと言う事を知って興奮した

多分 ビタミンC生成には温室の温度だけでなく 紫外光とか青色光とかが必要なのではないでしょうか

因みに エコ学習シートの 冬と秋で トマトはエネルギーを何倍使うかと言う質問には 賢い生徒がエネルギーは同じだと答えました その通りです

酸っぱい筈のビタミンCがどんな味かは如何でもいいのですが 旬が健康にいい事の理由を探しても 多分良いとこだけを見る みのもんた式詐欺行為になりそうで実は怖い

 

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